奈良有名専門店会 × 奈良女子大学

2019.07.08

見て・聞いて 練り物のイメージが一変! ~かまぼこ 魚万~

 

今回は餅飯殿商店街にある「魚万」さんに訪問させていただきました!

 

 

 

最初は作業現場の見学から。

一抱えはありそうな大量の練り物の生地を、アイスディッシャーのような器具ですくい取っています。

 


実は魚万さん、昔に比べ作業で使用する機械を減らし、手作業で行うようになってきているとのことで驚きです。
ですが、そのお陰で多品種を少量生産することができ、33種というバリエーション豊富な練り物が

店頭に並んでいるのですね。



また、揚げ物・かまぼこ・ちくわ の素となる生地は全て同じで、加熱方法が違うだけだというのは
初めて知りました。加熱前の揚げ物も見せて頂きました↓

                 

【たこぼう】                                  【ゆば巻】

 


次に、魚万代表取締役の魚谷和良さんにお店の歴史や商品のこだわりなど、様々なお話を伺いました。

魚万の始まりは1901年。今年で創業118年になる老舗なんですね!
当時は食品の冷蔵技術も発達しておらず、奈良に生の魚を届けるのは傷みやすく困難でした。
そこで奈良にも貴重なタンパク源となる魚を届けたいという思いからかまぼこ屋を創業したのだそうです。
ちなみに魚万さん、かまぼこ屋創業前には料亭をやっていらしたそうです。少し驚きですね…

 


今では保存食やタンパク質補給源として練り物を扱うことは殆どありませんが(笑)、おかずや肴として

親しまれていると思います。魚万さんでは
1.手作り  2.素材  3.できたて   にこだわって商品を作っているそうです。
特に食べ歩き(ワンハンド)商品に力を入れておられ、観光客に人気なのだとか。
海外に向けてお店の広告も出しておられ、最近ではアジア圏の旅行客の方も買いに来ているそうです。

写真を見ていただくと分かるように、英語でメニューが書かれていたりもしますね!
「練り物」は海外でも通じるのだろうか?と思っていましたが、実は海外でも魚の加工品は親しまれており、

日本にしか無いのはかまぼこだけだそうです。これにも驚きです・・・!

 


この様な店頭販売だけでなく、魚万さんではネット販売もしておられます。定番の練り物ギフトは勿論、
注目したいのはこのセット。↓

このお酒と練り物がセットになったギフトは父の日のプレゼントとして人気の商品。
例年ハンカチやネクタイなどを渡してばかり…という方はぜひこちらにしてみては?

 


そして最後にお買い物。
お話に伺っていた通り、種類豊富で「揚げたて!」の札がついた商品がいくつもあり、どれにしようか
迷ってしまいます・・・

悩んだ挙句、この4つを購入。一番人気のバターポテト(写真上)は外せませんね!

 


今回の訪問を通じて、魚万さんの練り物の作り方に対するこだわりだけでなく

「どのイベントの・んな人に向けた商品を作り・どのように届けるか」
といった売り方に対するこだわりも感じられ、練り物に対する熱い思いが伝わってきました。
もし餅飯殿商店街を通る機会があったら、ぜひ魚万さんで出来たてアツアツの揚げ物を食べてみてくださいね!

 

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